チャート上にコメントを表示する方法

Eyecatch MetaTrader 4 プログラム中級編

 今回はチャート上にコメントを表示する方法です。

 サンプルプログラムはこちらです。Zip圧縮していますので解凍してご利用ください。

 サンプルプログラムの使い方は、以下の記事で説明しています。 

チャート上にコメントを表示する方法

 さて、今回は久しぶりにMetaTrader 4のプログラムの記事です。今回の内容は、チャート上にコメントを表示する方法です。コンパイルした時にはエラーが出なかったけど、思い通りにシステムが動かないというときにシステムを実際に動かしながらデバッグをしたいという時などに参考にして下さい。

 チャート上にコメントを表示する時に使用するのは、Comment関数です。基本的な使い方はPrint関数と同じです。Print関数はバックテストなどのデバッグなどをする時に、Comment関数は実際にシステムを動かしながらデバッグをする時に使うというように、使い分けてください。

double nowRSI,oldRSI;

nowRSI = iRSI(NULL,0,14,PRICE_CLOSE,0);
oldRSI = iRSI(NULL,0,14,PRICE_CLOSE,1);

//"\n"で改行することが出来ます。
Comment("現在のRSIの数値は",nowRSI,"です。","\n",
"一つ前のRSIの数値は",oldRSI,"です");

 サンプルプログラムの中身はこのようになっています。これで現在のRSIの数値と一つ前のRSIの数値をチャート上にコメントとして表示することが出来ます。

 Commentの使い方は””の中には文字を入力することが出来ます。””をつけない場合は、数字しか入力することが出来ません。中に入るのが数字の場合は、変数、計算式、関数なども可能です。文字と数字に分ける場合は間に,を入れてください。また、””の中に\nと入れることによってチャート上に表示する時に改行することも可能です。

 最後に注意点として、Comment関数を使用する場合はそのシステムが動いていないと駄目です。他のシステムを動かすときみたいにニコマークを出してください。また、ニコマークが出てからレートが動かないとコメントが表示されませんので、ご注意下さい。

コメントを表示させたチャート

 コメントが出ると画像のようになります。このComment関数は何かと便利ですので、覚えていてください。

注意

内容には注意を払っていますが、保障は出来ません。
実際に運用する場合は、自己責任でお願いします。 

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